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2日連続で完投した大商大の鈴木豪太
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 大学野球の関西六大学春季リーグ戦は20日、大阪市のGOSANDO南港野球場で2試合があり、大商大が大経大に連勝し、リーグ史上最長を更新する7季連続28度目の優勝を決めた。大商大は6月に神宮球場などで開かれる全日本大学選手権に出場する。

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「これでこそエース」 記憶にあった姿

 大商大の鈴木豪(4年、東海大静岡翔洋)が2日連続の完投勝利で、優勝をたぐり寄せた。右サイドから浮き上がるような速球とフォークで打たせてとり、9回1失点。前日同様、100球超を投げ抜いた。

 前の試合で京産大が勝利し、負ければ連覇が途切れる一戦だった。「これでこそ商大のエースかな」

 下級生のころから中継ぎで出場していた鈴木は、2学年上で主将だった上田大河(現西武)の姿が記憶にあった。一昨年の秋は上田が連投し、逆転優勝を遂げた。

 鈴木は「ヘボいピッチングをしたらダサい。(勝利した瞬間)安心したのが一番だった」。

 今季、1試合のチームの平均失点は1・45とリーグ最少。4月に監督が不祥事で解任され、衝撃が走った中、大黒柱が揺るがぬ強さを見せた。

 ▽最終成績 ①大商大9勝2敗(勝ち点4)②京産大8勝2敗(4)③龍谷大8勝5敗(4)④大経大5勝7敗(2)⑤神院大4勝8敗(1)⑥大院大10敗(0)=1、2、3位は勝率による

 ▽最優秀選手 鈴木豪太(大商大)

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