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最後の検測走行で東京駅に到着するドクターイエロー=2025年1月29日午後5時53分、東京都千代田区
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 JR東海は、東海道・山陽新幹線の点検車両「ドクターイエロー」として活躍し、今年1月に引退した「T4編成」の車両部品や備品をオークション形式で販売する。公式オンラインショップ「JR東海マーケット」で、26日午後3時から6月2日まで入札を受け付ける。

 点検専用車両のドクターイエローは、「新幹線のお医者さん」と親しまれてきた。2001年9月に登場したT4編成は、日本車両製造と日立製作所が手がけた。

 オークションでは、車外に取り付けられていた両社の銘板(開始価格25万円)を始め、観測台の椅子(100万円)や検測員が使っていた黄色い鉛筆削り器(1万円)、ミーティングルームの応接セット(大=7万円、小=3万円)など計12品が販売される。

 同社は「T4編成が保守点検車両として活躍した際に使用されていた部品であり、それぞれ独自の歴史や役割がある。観測台椅子は点検作業を支えた重要なアイテムであり、車外の銘板は車両のアイデンティティを象徴するものです」などとしている。

 JR東海マーケットでオークション形式の販売は今回が初めてで、参加には会員登録が必要となる。支払いはクレジットカードで、配送料は落札価格に含まれる。詳細は同サイト(https://market.jr-central.co.jp/shop/別ウインドウで開きます)で確認できる。

 ドクターイエローはJR西日本所有のT5編成が、27年以降に予定される引退まで東京―博多間での運行が続く。T4編成は、先頭車両(7号車)が6月14日から名古屋市港区のリニア・鉄道館で展示される。

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