限界を超えたい――。STU48の工藤理子さん(23)は、そんな強い気持ちでアイドルを続けている。
事務所「充s」に所属した昨年12月からはソロ活動を強化。5月27日に発売される写真週刊誌「FLASH」で初めて表紙を飾ることも決まり、勢いにのる。
工藤さんは5月中旬のインタビューで「工藤理子の第2章を幕開けするぞ、という気持ちで撮影に挑んだ」。バラエティー番組への出演も増える中、「(表紙に登場する写真週刊誌が)コンビニの本棚に並ぶなんて夢のよう。今の活動にブーストをかけられれば」とも語った。
薬学部への進学を目指していた
地元・山口県で過ごしていた中学生時代、アニメ「ラブライブ!」の影響でアイドルに憧れた。2019年に開催されたSTU48の2期生オーディションに応募し、合格。高校3年の秋だった。
当時、大学の薬学部への進学を目指し、受験勉強に励んでいた。それでも「勉強と違って公式も存在しない、そんな未知の世界を見てみたい」と魅力を感じ、アイドルの世界に飛び込んだ。
バラエティー番組で知名度アップ
広島や山口など瀬戸内7県を拠点とするSTU48のメンバーとなり、最初に立ちはだかった壁は「新型コロナ」だった。
握手会などのイベントは次々と中止になり、大勢のファンの前に姿を見せられるステージもなくなった。それでも配信などの活動をコツコツと続け、地道にアイドルとしての基礎を築いた。「これまでは泥水をすするような『修行』の日々」。苦手だったダンスも歌も、猛練習で上達した。
努力が徐々に実を結び、10作目のシングル「君は何を後悔するのか?」(23年11月)、11作目のシングル「地平線を見ているか?」(25年1月)で2作連続の選抜メンバー入りを果たした。「充s」所属後は、バラエティー番組などへの出演で知名度も上がった。
変わらぬSTU48への愛
人気タレントとの共演で「実…