ロシアの出版社が4月、LGBTなど性的少数者の情報発信を禁じる法律に対応し、多くの部分を黒塗りにした書籍を出版した。出版社側は「段落を切り取って無かったようにするより誠実だ。読者は他の情報源から探すかを自ら決められる」と訴えている。
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問題の本は、イタリアの有名な映画監督で、詩人としても知られるピエル・パオロ・パゾリーニのロシア語版の伝記。AST出版が発行した。
ロシアの有力紙コメルサントによると、同性愛者だったパゾリーニの性や私生活に関する部分がほとんど消されているという。
黒塗り出版は「時代の産物で芸術的な声明」
AST出版の広報によると…