東京都西東京市の市立小中学校2校で4月から給食を提供できなくなっている問題で、市は26日、2学期が始まる9月から給食を再開するめどがついたと発表した。30日開会の市議会に提出する補正予算案に、344万円の費用を計上する。
2校では昨秋、給食への異物混入が相次いで発覚。今年1月、2校の調理を請け負っていた業者が市に辞退を申し入れた。市は代わりの業者を探したが、人手不足などを理由に断られ、4月からは給食の代わりに弁当を提供していた。今回、9月から来年3月まで2校分の給食を請け負う業者が見つかったという。
池沢隆史市長は26日の定例会見で、「温かいものや汁物が提供できない状況の中で、一日でも早く通常の給食に戻せるよう準備している。子どもや保護者に迷惑をかけないように対応していきたい」と述べた。