Smiley face
写真・図版
韓国民主化以降の大統領と政権の主な特徴

 韓国大統領選の投票が3日行われ、同日夜に即日開票されます。韓国では、時の政権によって対北朝鮮政策や経済政策が大きく変わってきました。民主化以降、歴代政権はどのような特徴を持ってきたのか、解説します。

  • 韓国大統領選、投票日を前に最後の訴え 非常戒厳に有権者の思い様々
  • 政治めぐる葛藤、恋愛に影 悩む韓国の若者「政治家が対立あおる」

 Q 韓国で政権が交代したら、何がどう変わる?

 A 軍事政権が続いた韓国では、1987年の民主化後、保守と進歩(革新)の二つの勢力が政権を争ってきた。保守は北朝鮮に厳しい立場をとり、対米関係を重視する。民主化運動の流れをくむ進歩は、北朝鮮に融和的だ。

 内政で言えば、保守は経済成長を重視し、進歩は平等や社会の多様性により重きを置く。だが、必ずしも単純な色分けができるわけではない。

写真・図版
韓国大統領選の投開票を翌日に控えた2日夜、ソウル市庁前広場には候補者による最後の演説を聴こうと多くの市民が集まった。候補者の名前が書かれたプラカードやのぼりを掲げた人たちは、歌やダンスで会場を盛り上げ、最後の訴えに大きな歓声で応えていた=2025年6月2日、ソウル、河野光汰撮影

 Q 対北朝鮮で特徴的な政策をとった政権は。

 A 進歩の金大中(キムデジ…

共有