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対談する岡田武史さん(右)と小宮山利恵子さん=2025年6月7日午後2時20分、愛媛県今治市の今治明徳短大、堀江泰史撮影
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 サッカー日本代表の元監督、岡田武史さん(68)が学園長を務めるFC今治高校里山校(愛媛県今治市阿方)の現地説明会が7日、同校近くの今治明徳短大であった。高校受験を控えた中学生やその保護者ら約150人が参加した。

 FC今治高校里山校には「エラー・アンド・ラーン」という合言葉があり、東京学芸大大学院教授でリクルート・スタディサプリ教育AI研究所長の小宮山利恵子さん(47)と岡田さんが「『失敗できる』が拓(ひら)く、学びの可能性」と題して対談した。

 小宮山さんは大学生の時に留学先の韓国で体調を崩して4日目に入院した体験談を語り、岡田さんは「成功ばかりと周囲から言われるが、たどり着くまで失敗の連続。簡単に諦めないと、たまに成功するんですよ」などと語った。

 参加者は在校生と交流したり、同校の教育理念や特色の説明を受けたりした。山形県鶴岡市から両親と参加した中学2年の長谷川日輪(ひのわ)さん(13)は「こんな高校があると父から聞いて知りました。在校生が気軽に話しかけてくれて、オープンな雰囲気で好印象です」と話した。

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