東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドの高橋渉社長が、就任後初めて報道陣の取材に応じ、2028年に就航予定のクルーズ船事業への期待を語った。新規事業の開拓に長年苦戦してきた同社だが、今回は勝算があるという。
クルーズ船事業は、乗客定員約4千人のクルーズ船を新たに建造し、ディズニーキャラクターが出演するミュージカルなどを楽しめる2~4泊の船旅を運航する。昨夏に発表した計画では、約3300億円を投じる。
高橋社長は同事業について「(同社の)事業拡大にはなくてはならない」と強調。「土地の成約がなく、1隻目が成功すればさらに広がっていく余地がある」とみる。主力のパーク、ホテル事業に次ぐ第3の柱として成長させたい考えだ。
「失敗」続きの新事業 今回はディズニーの「財産」
同社は長らく新規事業の開拓…