7月5日の第107回全国高校野球選手権東・西東京大会(朝日新聞社、都高校野球連盟主催)開幕を前に、正確な判定の技術を磨く審判講習会が15日、東京都八王子市の堀越球場であり、約110人が参加した。
講習ではまず、判定の基本動作を確認。「アウトはひじを基点に壁をドンっとたたくように」「セーフ、ではなく、セイフと言うと声に切れが出る」などの指導を受けた後、全員で動作を反復した。
今大会から初めて加わる大学生の福山雅大さん(19)は将来、プロ野球の審判になるのが夢。「子どもの頃から、審判の堂々としている姿が格好いいと思っていた。大会では威厳のあるジャッジをしたい」と話す。桜井昭夫審判委員長(71)は「選手にとっては集大成の夏。説得力のある正しい判定を徹底したい」と話した。