イスラエルとイランの攻撃の応酬が続き、多数の死傷者が出ているが、双方の政府は攻撃の手を緩める気配を見せない。市民はどう受け止めているのか。
イスラエルによる攻撃が始まって5日目となる17日午前。いつもはひどく渋滞するイランの首都テヘラン北部の幹線道路は休日のように交通量が少なく、シャッターを下ろす商店やレストランも。多くの人が現金を引き出したのか使えなくなっている銀行のATMも目立つ。
攻撃は同国中部の核関連施設だけでなく、テヘランにも初日から行われた。住宅などにも被害が及んだことから市民の衝撃は大きく、「安全な場所はない」という恐怖につながった。
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特に16日夕、イスラエル軍が住民に避難を促したテヘラン北部の第3地区で、予告通りに国営放送施設が攻撃されたことも人々の不安を増幅させたようだ。
シェルターも整わず…
テヘランではいま、多くの人…