8月18日から22日にかけて宮崎県で行われる全国中学校体育大会(全中)のサッカーで、暑さ対策として再交代制度が導入されることになった。
試合開始前に登録できる選手は各チーム18人までで、前後半は30分ずつ。交代により退いた選手が、また交代して出場することができる。交代の人数や回数に制限は設けない。
毎年8月に開かれる全中の夏季大会は、8地域の回り持ち開催だが、サッカーについては今後、冷涼地での固定開催への検討も始まっているという。
サッカーでは、他の年代でも暑熱対策が進む。日本サッカー協会は昨年、「選手の命を守るために酷暑の中でプレーするのは避け、特に育成年代の大会は開催時期を7、8月は避けていく」と確認。小学生対象の全国少年少女草サッカー大会は昨年から、開催時期がそれまでの8月から12月に移された。
7月から8月にかけての全国高校総体の男子サッカーは昨年から、福島県のJヴィレッジでの固定開催となったほか、8月に開かれている15歳以下の日本クラブユースサッカー選手権(U15)は2011年以降、北海道での固定開催となっている。
7月に行われる18歳以下の日本クラブユース選手権(U18)は昨年から、全試合を夕方以降のナイターにした。
また、日本スポーツ協会は国民スポーツ大会(国スポ)のサッカーで、一度退いた選手の再出場を、これまでの少年女子に加えて成年女子と少年男子でも認めることを決めた。今年9月開幕の滋賀大会から適用する。