「初心者には250万円のプランがおすすめ」――。自身のSNSにアフィリエイト広告を掲載すれば簡単に稼げるなどとうたって副業を持ちかけ、高額なサポート契約を結んでいた業者について、消費者庁は26日、消費者安全法に基づいて社名を公表した。消費者の利益を不当に害する恐れがある行為を確認したとしている。
業者は、東京都新宿区細工町の副業サポート業「和(なごみ)」。
消費者庁によると、同社はインスタグラムなどのSNS上に副業を勧める広告を出し、興味を示した人に対し、個人のインスタグラムなどにアフィリエイト広告を出す副業を提案。アフィリエイト広告とは、ネット上で企業などの商品やサービスを紹介し、その販売や契約数などの成果に応じて報酬が支払われる広告のことで、同社の提供するサポートプランを契約すれば、支払い代金以上の報酬を簡単に得ることができるなどと持ちかけていた。プラン代金は期間や内容に応じて10万円から550万円までの幅がある。「60日間の250万円のサポートプランに参加すれば、それ以上の報酬が得られる」などと説明していた。
■被害相談の半数は20代女性…