お千度の儀で、八坂神社の楼門をくぐる長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児や禿(かむろ)=2025年7月1日午前9時57分、京都市東山区、新井義顕撮影
日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭が1日、始まった。京都市東山区の八坂神社では、前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾に乗る稚児らが「お千度(せんど)の儀」に臨み、祭りの無事を祈った。長刀鉾は今年、誕生800年にあたるという。
お千度の儀で、舞殿の前を進むの稚児の久保堅斗さん=2025年7月1日午前10時56分、京都市東山区、新井義顕撮影
祇園祭は八坂神社の例祭で、疫病を鎮めるため平安時代の869年に始まったとされる。市内では1カ月にわたって様々な神事や行事がある。
お千度の儀で、本殿に参拝する長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児や禿(かむろ)ら=2025年7月1日午前11時1分、京都市東山区、新井義顕撮影
お千度の儀では、今年の稚児を務める同志社小3年の久保堅斗(けんと)さん(8)らが白塗りの化粧をし、本殿でおはらいを受けた後、本殿の周りを時計回りに3周歩いた。これで千回参拝したとみなされるという。久保さんは「けがなく、楽しい祇園祭にしたい」と話した。
お千度の儀で、本殿の周りをまわって参拝する長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児や禿(かむろ)=2025年7月1日午前10時47分、京都市東山区、新井義顕撮影
お千度の儀で、本殿の周りをまわって参拝する長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児や禿(かむろ)=2025年7月1日午前10時50分、京都市東山区、新井義顕撮影
お千度の儀で、おはらいをうける長刀鉾(なぎなたぼこ)の稚児や禿(かむろ)=2025年7月1日午前10時6分、京都市東山区、新井義顕撮影