パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦を強化するため、北部の住民に避難を求めていたイスラエル軍は6月30日、北部ガザ市の地中海沿いのカフェを攻撃した。パレスチナ自治政府の通信社「WAFA」によると、少なくとも33人が死亡し、約50人が負傷した。
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攻撃されたカフェは、ガザでの戦闘開始後も営業を続けていた数少ない店の一つで、インターネット接続と携帯電話の充電を求める市民がよく利用していた。AFP通信によれば、イスラエル軍はカフェへの攻撃について調査を始めた。同軍は「攻撃に先立ち、民間人に危害を加えるリスクを軽減する措置をとった」としている。
AP通信は、30日にガザ市の別の場所での空爆やガザ南部の支援物資配給所周辺での銃撃があったとし、保健当局者らの情報をもとに、カフェへの攻撃を含めガザ全域で74人が死亡したと伝えた。
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