Smiley face
写真・図版
2025年7月1日、大統領専用機内で報道陣の取材に応じるトランプ米大統領=ロイター

 難航が続く日米関税交渉をめぐり、トランプ米大統領は1日、「合意できるか疑わしい」と語り、「30%か35%」の関税を課す可能性にまで言及した。数日前から突如として日本への不満をぶちまけ始めたトランプ氏。9日に設定する交渉期限を見すえた「トランプ流」の最後の圧力なのか。それとも、「試合終了」の通告なのか。

  • トランプ氏「日本との合意、疑わしい」30~35%の関税課すと示唆
  • 3種類のトランプ関税、まるごと解説 目的は?税率は?各国交渉は?

 1日午後、米南部フロリダ州からワシントンに戻る大統領専用機上。9日の交渉期限について記者団から問われたトランプ氏は、自ら日本を持ち出して延々と批判を繰り広げた。

日米合意「チャンスある」だったのに

 「我々は日本と交渉してきた。彼ら(日本)と合意できるか確信を持てない。日本とのそれ(合意)は疑わしい。彼らはとても強硬だ」

 6月27日に収録され、29…

共有