難航が続く日米関税交渉をめぐり、トランプ米大統領は1日、「合意できるか疑わしい」と語り、「30%か35%」の関税を課す可能性にまで言及した。数日前から突如として日本への不満をぶちまけ始めたトランプ氏。9日に設定する交渉期限を見すえた「トランプ流」の最後の圧力なのか。それとも、「試合終了」の通告なのか。
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1日午後、米南部フロリダ州からワシントンに戻る大統領専用機上。9日の交渉期限について記者団から問われたトランプ氏は、自ら日本を持ち出して延々と批判を繰り広げた。
日米合意「チャンスある」だったのに
「我々は日本と交渉してきた。彼ら(日本)と合意できるか確信を持てない。日本とのそれ(合意)は疑わしい。彼らはとても強硬だ」
6月27日に収録され、29…