「素振りをしなさい」
監督やコーチにこう指示されると、昔の球児は何も言わずに黙々とバットを振っていたのではないだろうか。
しかし、最近、そんな姿はグラウンドで見かけなくなった。
6月12日の放課後、日立一(茨城県日立市)の練習。
フリー打撃をしていた川合翔友(しょうと)選手(3年)は、マネジャーに動画を撮ってもらい、自分のスマホに入ったアプリと連動させ、確認していた。
「アッパースイング度が大きく、少し調子を落としている」
日立一が昨春ごろから導入しているスイング測定機器「ブラスト」の活用だ。
ブラストやラプソード、各地で導入進む
ブラストは、バットのグリッ…