有限な資源をできるだけ循環させる「循環経済」の流れが強まる中、三菱マテリアルは金属スクラップを回収してリサイクルした金属製品を増やしています。再生可能エネルギー由来の電気の使用も増やしているといい、環境負荷の低減に取り組む狙いを田中徹也社長に聞きました。
――国内初のリサイクル非鉄金属のブランド「REMINE(リマイン)」を2024年に立ち上げました。
「もともとリサイクル材料を使って金属製品を製造していましたが、資源循環や環境負荷低減を求める世界的な潮流を受けて、新たな価値になると思い、ブランド化しました。現在は鉛や錫(すず)、白金など計6種類の製品があり、リサイクル材料の含有率について第三者機関からの検証を受けています」
「自動車メーカーをはじめ…