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建物の倒壊現場を再現できる訓練設備「Rescue Training Module」=ダスキン提供
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 ダスキンは、地震による建物の倒壊現場を再現し、救助活動などの訓練ができる設備のレンタル事業を始めた。レンタルは全国でも初めての取り組みで、自治体や消防団などの利用を見込んでいるという。

 設備は「減災ソリューションズ」(東京都千代田区)が開発した。ビルやマンションなどでの救助を想定した小型と、木造2階建て家屋の倒壊を再現できる大型の2種類がある。それぞれ高さや角度を変えることができ、床や天井を壊して中に閉じ込められた人を救助する訓練などができる。

 レンタル料は1泊2日で税込み44万円(小型)、132万円(大型)。運搬費や設営費は含まない。両社では今後連携して、災害対策本部や避難所運営の実践的訓練を支援する事業も展開予定。

 ダスキンは2022年から、災害時や防災訓練時に、避難所開設に必要な設備を貸し出すなどのサービスを実施。発電機やマットレスなど約100種類の商品を全国の拠点に分散して配置し、発災時にも迅速に供給できる態勢を整えた。現在95自治体と災害協定を結んでおり、今年度中には120自治体に増やすことを目標に掲げている。

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