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静穏な状態が続いていた阿蘇中岳の第1火口。噴煙が少なく、湯だまりは緑色に澄んでいた=2025年6月20日午前9時51分、熊本県阿蘇市黒川、城戸康秀撮影

 福岡管区気象台は4日、熊本県の阿蘇山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。中岳第1火口から約1キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒するように呼びかけている。

 阿蘇市などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は、火口周辺1キロ圏の立ち入りを規制、火口見学エリアに向かう有料道路を通行止めにした。

 規制に伴って火口見学はできなくなるが、草千里ケ浜や山上広場に行くことは可能。また、中岳や高岳山頂に登るには、2021年4月に環境省が開設した2本の新登山ルートがある。

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