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パレスチナ自治区ガザ中部で2025年2月7日、武器を携えるイスラム組織ハマスの戦闘員ら=ロイター

 パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍との戦闘を続けるイスラム組織ハマスは4日、米国が提示していた停戦案について、具体的な交渉に入る意思を表明した。停戦案を受け入れるかどうかについては明言していないが、トランプ米大統領は近く停戦合意に至る可能性があるとの見方を示した。

 4日の声明でハマスは、停戦案に対して「前向きな回答を提出した。枠組みの実施をめぐる交渉にただちに入る用意がある」とした。トランプ氏は1日、イスラエル側が「60日間の停戦案に合意した」と発表していた。

 イスラエルの地元メディア「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、今回の停戦案は「イスラエルとハマスの双方が交渉を継続する場合、60日間の停戦は延長できる」とされている。この点について、ハマスは「恒久停戦に関する交渉は、合意にいたるまで継続される」との明記を求めているという。

 ハマスの壊滅を目指すイスラ…

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