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フィンウェル研究所代表の野尻哲史さん

野尻哲史の「資産寿命の延ばし方」(7)

 今回は資産の取り崩し法について考えます。決まった時期に「定額」を引き出すか、残高の一定割合を出す「定率」かの二つです。

 1千万円を持つAさんとBさんがいて、投資を2年間続けながら一部を引き出すとします。運用成績はAが1年目プラス10%、2年目マイナス5%で、Bはその逆。2人ともに2年間通算での成績は同じですが、残高が変わります。

 2年目の年初に100万円の…

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