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四角いスイカの出荷作業をする農家=2025年7月1日午前9時8分、善通寺市中村町、和田翔太撮影
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 香川県善通寺市の特産品、四角スイカの出荷が1日、始まった。JA香川県筆岡集荷場(同市中村町)には1辺約18センチの立方体のスイカがずらりと並んでいた。7月中旬まで東京や大阪などに約400個が出荷される。

 四角スイカは生育途中で収穫するため甘味が少なく、食用には向かないが、変わった形から装飾や観賞用として、百貨店や果物店で需要があるという。約50年前に地元農家が地域活性化のために開発し、現在は7軒の農家が生産している。卸売価格は1個約1万円。

 JA香川県中讃営農センター善通寺集荷場の担当者は「今年は受粉の時期に雨の影響を受けたため、例年より収穫量は少なかったが、丁寧な栽培管理のおかげで、色や形が良く、品質は良い仕上がりになった」と話した。

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