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2024年1月、ワシントンの連邦議事堂で話すXのヤッカリーノCEO=AP

 米X(旧ツイッター)のリンダ・ヤッカリーノ最高経営責任者(CEO)は9日、退任すると発表した。時期や理由などは明らかにしていない。

 ヤッカリーノ氏はXへの投稿で、「すばらしい2年間を経て、CEOを退任することを決めた」と公表。ツイッター(当時)を買収し、所有する起業家イーロン・マスク氏に対して「彼が私を信頼し、任せてくれたことに心から感謝している」と述べた。マスク氏は「貢献してくれてありがとう」とX上で応じた。

 ヤッカリーノ氏は、米メディア大手NBCの広告部門幹部として12年間勤務し、マスク氏が2022年にツイッターを買収した翌年、請け負われてCEOに就任した。背景には、ツイッターの収入の約9割を占めていた広告からの収益が、買収後に大きく落ち込んでいたことがあり、広告業界とのつながりが強いヤッカリーノ氏の起用によるてこ入れが期待されていた。

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