北欧フィンランドで15日、ロシアとベラルーシの国民による不動産購入を禁止する法律が施行された。フィンランドのハッカネン国防相は同日、SNSで「フィンランドの安全保障を強化し、あらゆる影響力工作に備えるものだ」と強調した。
フィンランドは2020年、欧州連合(EU)域外の個人や企業の国内不動産の購入について、国防省による許可制を導入。「安全保障上の脅威」とみなした場合は、国家が購入を阻止できる態勢を整えていた。
政府によると、2022、23年に強化した入国規制により、国境を越えたロシア人の不動産取引の割合は減った。だが、それでも昨年は121件の取得申請があったという。
今回施行された法律は、ロシ…