Smiley face
写真・図版
「アスペンセキュリティーフォーラム」に登壇したバーンズ元駐中国米大使(右)とラッド駐米豪州大使=2025年7月18日、米コロラド州アスペン、清宮涼撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 米西部コロラド州で18日まで、シンクタンク「アスペン研究所」が主催する安全保障をめぐる会合が開かれた。例年は、米政権高官らが超党派で議論してきたが、今年は国防総省が「価値観が一致しない」などとして予定していた軍高官の出席を急きょ取りやめた。異なる意見を避けるようなトランプ政権の姿勢に、批判の声が上がっている。

 リゾート地として知られるアスペンで開かれる「アスペンセキュリティーフォーラム」は、過去には現役の国務長官や国防長官らも党派を超えて参加し、注目度は高い。18日には、バイデン政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたサリバン氏や、第1次トランプ政権のエスパー元国防長官、ブッシュ(子)政権やオバマ政権のゲーツ元国防長官、ブッシュ政権のライス元国務長官がそろって登壇。現政権による国際開発局(USAID)の解体についても議論となった。

 ライス氏はブッシュ政権が始…

共有