選挙戦の最終日となった19日、与野党党首が全国各地で最後の訴えをした。非改選を含めた参院全体の過半数維持を目指す自民、公明両党が政権与党の責任を訴えたのに対し、野党は消費税の減税など物価高対策を前面に押し出した。期日前投票は過去最高となっており、20日の投開票が注目される。
石破茂首相(自民党総裁)は19日夜、2人を擁立した東京選挙区で最後の訴えに臨んだ。JR蒲田駅前(大田区)でマイクを握り、「どの党がわが国の平和を守るため、責任を持って語ったのか」と声を張り上げ、聴衆に支持を呼びかけた。
「非改選を含めた与党の過半数」という低い目標を設定した首相だが、選挙戦は終始、苦しい展開だった。
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