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明秀日立の中岡誠志郎=2025年7月25日、ノーブルスタ水戸、後藤隆之撮影
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 夏の甲子園の切符をつかむのは、11年ぶりの藤代か、3年ぶりの明秀日立か――。

 茨城大会の決勝が、いよいよ始まる。27日午前10時から、ノーブルホームスタジアム水戸で行われる。

 藤代は、背番号1の斉藤駿介(3年)と栗原大和(2年)の「ダブルエース」が安定し、これまでの5試合を5失点に抑えてきた。失策は4にとどめ、守備で投手陣をもり立てている。

 今大会のチーム打率は2割9分3厘。相手投手や自チーム選手の調子をみながら打順を組み替えてきた。菊地一郎監督は、金成大星(たいせい)(3年)と石岡遼清(3年)を攻撃のキーマンに挙げる。2人を中心に早めに得点して、主導権を握れるかがカギとなる。

 明秀日立は県内屈指の強力打線が持ち味だ。チーム打率が3割8分1厘。脇山琉維(2年)は打率5割7分1厘、中岡誠志郎(3年)は打率5割と好調を維持している。準々決勝の岩瀬日大戦で負傷し、準決勝の霞ケ浦戦を欠場した能戸輝夢(きらむ)(3年)は長打力が光り、決勝までにどこまで回復するか注目される。

 投手陣の柱は、背番号6の中岡。球速は、今大会、最速144キロに更新した。

 好投手擁する藤代に、強打で圧倒してきた明秀日立がどう挑むのかが見どころとなりそうだ。

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