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 北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪のルート問題をめぐり、大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)は29日の記者会見で、超党派の国会議員による会議体を新設し、そこで議論するよう政府・与党などに求める考えを示した。

 整備新幹線の一つである北陸新幹線のルートはこれまで、自民・公明の与党の会議体で議論し決めてきた。吉村氏の提案が実現すれば、ルートが再検討され、決定過程が変わる可能性がある。

 現在は、2017年に政府・与党が決めた小浜(福井県)・京都ルートで検討が進む。だが、24年8月に京都駅周辺などを通る3ルート案が出ると、建設費の高さや工期の長さなどに京都府内などから懸念の声が出るようになった。吉村氏は、小浜・京都ルートの費用対効果を示すよう政府・与党側に求めてきたが出なかった。

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