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富山県

 富山県立高校の将来像を考える「新時代とやまハイスクール構想検討会議」(会長・新田八朗知事)が28日、県庁で開かれた。1学年320人以上の「大規模校」を2校設置するとの方針を見直し、生徒数をより増やした1校をつくる方向になったという。

 会議は一部非公開。終了後に新田知事が取材に応じた。大規模校について、基本方針では県の東部と西部に1校ずつ設けるとしていたが、1学年12クラス計480人程度に拡大した1校を設置する方針に変更するという。新田知事は「交通の利便性が高い」場所に開校する見通しを示した。

 より大規模な1校にすることで、配置できる教員数が1校あたり60人から90人程度に増加。選択科目も80科目程度から120科目程度に充実するという。大規模校全体の定員が減ることにより、中規模校の定員を拡充できることもメリットに挙げた。

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