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参政党のさや(本名・塩入清香)氏=2025年7月20日午後8時6分、東京都千代田区、金居達朗撮影
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 7月の参院選東京選挙区で初当選した参政党のさや(本名・塩入清香)氏が選挙期間中にインターネット番組で「核武装が最も安上がり」と発言したことについて、広島市の松井一実市長は8月1日の定例会見で「決して安くない。的外れだ」と批判した。

 松井市長は核兵器保有について、「維持のために多くの資材や研究者が必要だ」と指摘。核兵器を持つ国々が保有量を減らせば、「そのお金をそれぞれの国家の福祉予算に回せる」と話した。

 また、「一過性の脅しとして何らかの効果はあるかもしれないが、長期の関係をうまく構成するためには機能せず、混乱を生ずる可能性すらある」と述べた。「知恵を使って暴力から逃れるようにすることが正しいんじゃないかと、言い続けたい」とも語った。

 さや氏は、7月3日に配信されたネット番組で核兵器保有や日米同盟について問われた際、「あの北朝鮮ですら、核兵器を保有すると国際社会の中でトランプ大統領と話ができるぐらいまでにはいく」と話した上で、「核武装が最も安上がりで最も安全を強化する策の一つ」と述べていた。

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