奈良県大和郡山市は7月31日、市在住で国内最高齢者となった114歳の賀川滋子(かがわしげこ)さんに実施したインタビューの内容を公開した。
賀川さんは1911(明治44)年5月28日に大和郡山で生まれた。80歳を超えても産婦人科医、内科医として活躍。70年の大阪万博では救急対応のため会場で待機したこともあったという。
現在も規則正しい生活を続けており、テレビを見たり、新聞を読んだりしているほか、デイサービスでは書道をたしなみ、タブレット端末でゲームを楽しむこともある。
長寿について問われた賀川さんは「秘訣はない」としながら、医師として「助けた人が喜んでくれて私を長生きさせてくれたと思っている」。「往診で昔からたくさん歩いていたのが元気の源になっている」と話したという。
上田清市長は「たくさんの命を守っていただいたことが長寿につながったのではないか。これからも素敵な笑顔で私たちを元気づけてください」とコメントした。