高校対抗で1枚漫画のできばえを競う第34回全国高校漫画選手権大会(まんが甲子園)の本選が2日、高知市で開幕した。国内30校と韓国の3校の選手が、発想力と表現力を競って絵筆を走らせた。大会は3日まで。
1校あたり3~5人のチームで、B2サイズの紙に作画する。コマ割りは自由で、制限時間は5時間半。プロの漫画家9人が審査する。
この日出題されたテーマは「A」の一文字。愛媛県から唯一出場した県立西条は、擬人化した「A」が昔のアルバムを開いて学生時代の「a」を眺める様子を一コマで描いた。高知県立高知追手前は「A」からアイドルを発想し、年配者にとってはアイドルの顔の区別がつかず、みんなAにみえるという困惑の物語を、華やかな図柄で描いた。
大会は、3日にも新たなテーマが出題されて、2日間の作品の中から最優秀賞などが選ばれる。