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パレスチナ自治区ガザ上空で2025年8月1日、スペインの航空機から援助物資を投下したあと、手を上げるスペイン軍関係者=スペイン防衛省提供の動画から、ロイター
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 飢餓が深刻化するパレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍は1日、ドイツやフランス、スペインなど6カ国と協力し、上空から126個の援助物資を投下したと発表した。物資配給所付近での住民へのイスラエル軍の攻撃や、栄養失調による死者急増で国際的な非難が高まる中での投下作戦だったが、物資はなお不十分だとして、陸路での搬入が求められている。

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 投下作戦には、欧州3カ国に加え、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、エジプトが参加した。地元メディア「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、投下はガザの南部、北部の両方で実施された。

空中投下作戦は安全面でのリスクも指摘されています。記事後半では、投下で住民が死亡した事例や、投下作戦に対する各国や国際機関の評価を紹介します。

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