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 7月30日にマグニチュード8・8の地震が起きたロシア・カムチャツカ半島で、火山活動が活発化している。活火山としてはユーラシア大陸で最高峰のクリュチェフスカヤ火山(4754メートル)では4日、噴火に伴う噴煙が海抜8千メートルを超えた。同半島南部のクラシェニンニコフ火山(1856メートル)も3日、600年ぶりに噴火したという。

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 国営タス通信などが伝えた。

 ロシア科学アカデミー極東支部火山地震研究所は、噴煙が航空機の運航に危険を及ぼす可能性があると警告している。噴石は火口から500メートルの高さに達し、溶岩流が3キロにわたって続いているという。

 マグニチュード8・8の地震以降、カムチャツカ半島では余震が続き、5日朝までの一昼夜で71回の揺れが観測された。

 一方、クラシェニンニコフ火山の噴火が確認されたのは3日早朝(日本時間同日未明)。こちらも噴煙が一時5千~6千メートルに達したという。

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