ANAホールディングス(HD)は5日、「空飛ぶクルマ」によるタクシー事業を始めるための検討に入ったと発表した。空飛ぶクルマを設計・製造する米ジョビー・アビエーションと合弁会社を立ち上げる方向で合意。2027年度以降に日本国内でのサービス開始をめざすという。
ANAHDによると、空飛ぶクルマを使ったタクシーは、首都圏で事業を始める。タクシーなどで60~90分かかる都心部と成田空港間の所要時間が15分程度に短縮されるといい、日常的に利用できる価格帯での運航をめざす。将来的には100機以上を導入し、関西圏など全国各地に広げていくという。
ANAHDの芝田浩二社長は「ANAのノウハウをいかして、新たな空の移動を創造していく」とコメントした。
商用飛行に向けて試験が重ね…