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綾羽―高知中央 九回表、午後10時を過ぎても試合が続けられた=滝沢美穂子撮影

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の大会本部は8日、第4日第4試合の1回戦、高知中央―綾羽(滋賀)が午後10時を過ぎてから延長十回を実施する判断をした。

 大会運営委員会は6月に、今大会について「原則として、22時を過ぎて新たなイニングには入らない」と発表していた。

 この日、第3試合が降雨で67分間中断した影響もあり、第4試合の試合開始は午後7時49分。試合が午後10時を超える可能性があるとして、大会本部は試合前に両校と話し、「『(試合時間が)少し延びても最後までやりたい』という意思が両方の責任教師から伝えられていた」と説明。応援団の予定などを加味し、「例外として十回に限りやるという判断をした」と話した。

 十一回に入ったら継続試合とする予定だったという。日本高野連の井本亘事務局長は、「きちんと検証をして、次回以降に生かしていかないといけない」と話した。

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