大阪・関西万博の会場に、誰もが使いやすいことをめざしてつくられた「みんなトイレ」がある。設計に様々な困りごとを抱える人たちが関わった「トイレに対する意識変革を促す」というトイレだ。
大阪ヘルスケアパビリオン1階に並ぶ八つの個室トイレ。おむつを替えるためのベッドを備えた個室、大型の電動車いすが旋回できる大きさの個室、異性の介助者の目線を遮るカーテンを設置した個室、利用者の利き手を考えて右や左に手すりがついた個室――。様々な需要に対応できるように設計され、どれも性別に関わらず利用できる。
一方で男性用、女性用とされているトイレも、それぞれ同時に2人が利用できるものがある。こちらは「男女共用に抵抗がある人への配慮」で設置したという。
「最適解」模索、気づいたことは
この「みんなトイレ」の計画…