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 7地区の代表26団体がアクリエ姫路に集った12日の兵庫県吹奏楽コンクール高校A部門。長年にわたって吹き継がれる名曲から編曲されたバレエ音楽まで、多彩な演奏が披露された。

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滝川第二高等学校=2025年8月12日午後4時48分、アクリエひめじ、高野良輔撮影
  • 滝川第二、加古川東など関西大会へ 兵庫県吹奏楽コンクール高校A

 最初に舞台に立ったのは洲本。指揮台には、学生指揮者として馬場夏希さん(3年)が上がった。課題曲のマーチを前に進め、自由曲の「生命のアマナ」を一体感のある音でうたって、銅賞となった。

 普段の練習はほぼ生徒だけで取り組んできた。学生指揮者でもコンクールに出られると知り、3年生が話し合って「自分たちでやってみたい」と挑戦した。

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県立洲本高等学校=2025年8月12日午前9時40分、アクリエひめじ、高野良輔撮影

 馬場さんは演奏後、「言葉にならないくらい楽しかった。みんな堂々と、笑顔で演奏していてめっちゃかっこよかった」と笑顔をはじけさせた。

 神戸星城は自由曲でケネディ米大統領の暗殺事件を題材にした「クロスファイヤ ノーベンバー22」を演奏し、金賞を得た。米国歌のメロディーに、不穏な空気が迫り出てくるような響きを重ね、場面の変化を際立たせた。

 部長でクラリネットの山根真…

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