全国の高校生と国会議員が交流する「全国高校生未来会議」が13日、国会内で開かれ、約120人が出席した。戦後80年を踏まえ、与野党計8党の議員らが「平和」をテーマに高校生と語り合った。
与野党議員による講演を受け、高校生からは「戦争を知らない世代に核武装をしてはいけないとどう伝えるのか」「(ロシアと)どう話し合いで解決していくのか」など、平和に向けた歩みをどう続けるかについての質問が目立った。
公明党の河西宏一衆院議員は「ロジックではないと思う」と述べ、広島や長崎での被爆の悲惨さに触れ、当事者意識を持つ必要性を強調した。また国民民主党の玉木雄一郎代表は、経済格差への不満が戦争につながってきたと指摘。「頑張った人が報われる経済をつくるのは、平和の維持に重要だ」と訴えた。
同会議は、国会議員が高校生と意見を交わし、政策提言につなげる「主権者教育」の一環で、2013年から行われている。