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東海道新幹線を走るN700S=JR東海提供

 JR旅客6社は18日、お盆期間(8月8~17日)の利用実績を発表した。全国主要46区間の新幹線、在来線特急の利用者は1317万9千人で、前年同期を8%上回った。コロナ禍前(2018年)と比べても3%減にまで回復した。昨年は南海トラフ地震の臨時情報や新幹線の計画運休があったが、今年は九州地方を除き比較的好天に恵まれたことなどが好調の要因という。

 新幹線は東北が前年同期比6%増、北陸(JR東日本管内)が4%増で、避暑地への利用が目立った。東海道は13%増、山陽は7%増で、いずれも大阪・関西万博の効果とみられるという。大雨で運休が出た九州はほぼ前年並みだった。

 航空各社も18日、お盆期間の利用実績を発表した。大手の全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)のいずれも国際・国内線ともに前年を上回り、国内線では万博が開かれた関西方面への旅客数が多かった。

 ANAは国際線の旅客数が26万4129人と前年同期比13・2%増で、昨年度に新規就航したミラノやストックホルム路線などが人気だったほか、ハワイ路線の旅客数は過去最多の2万3249人と好調だった。

 JALグループは国際線の旅客数が23万1366人で同10・5%増だった。東南アジア(前年同期比11%増)や北米(同19・8%増)を中心に旅客数が前年を大幅に超えた。

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