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沖縄尚学の末吉良丞
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 (第107回全国高校野球選手権大会準々決勝 第13日〈19日〉の見どころ)

①京都国際(京都)―山梨学院(山梨)

 山梨学院は投打に充実している。菰田陽生、檜垣瑠輝斗の左右の二枚看板は安定感があり、打線は打率7割5分の4番横山悠を中心に1試合平均10得点。下位打線もバットが振れている。

 京都国際はエース西村一毅が2回戦で160球、3回戦で68球を投げた。中2日で疲労の程度が気がかり。バスター打法で見極めがうまい相手打線に対し、根気強くストライクを投げ続けられるかが鍵になる。

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②関東第一(東東京)―日大三(西東京)

 互いに手の内を知る「東京対決」。3回戦で15安打を放った日大三だが、中軸は徹底マークされるだろう。振れている下位打線や、小技もうまい2番松岡翼らの活躍が鍵になる。関東第一の投手陣は、エース坂本慎太郎や3回戦で好投した石田暖瀬(はるせ)のほか、まだ甲子園で投げていない石井翔、松沢琉真も控えている。継投も視野に、小差の展開に持ち込みたい。

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③県岐阜商(岐阜)―横浜(神奈川)

 横浜は3回戦で中軸3人が打点を挙げ、3試合で1失策と守りも安定している。不安材料はここまで23回超を投げた織田翔希の疲労か。完封した3回戦から中1日となり、エース奥村頼人らの力も必要になる。

 県岐阜商は対照的に、3回戦でエースの柴田蒼亮を救援に回し、球数が35で済んだ。

 横山温大ら下位にも勝負強い打者が並ぶ打線が、得意の集中打で先にリードを奪いたい。

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④沖縄尚学(沖縄)―東洋大姫路(兵庫)

 打の東洋大姫路か、投の沖縄尚学か。

 東洋大姫路は上位打線が好調で、4番の白鳥翔哉真(ひやま)が3試合で打率5割、計7打点。負担の大きいエースの木下鷹大を早めに打線が援護したい。

 沖縄尚学は3試合でわずか3失点。3回戦で完投したエース末吉良丞に加え、右腕新垣有絃も2回戦で好投。接戦を制してきた自信は大きく、終盤勝負なら分がある。

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