JR長野駅前で1月に男女3人が襲われ死傷した事件で、長野地検は18日、長野市西尾張部の無職矢口雄資(ゆうすけ)容疑者(47)を殺人と殺人未遂、銃刀法違反の罪で起訴し、発表した。地検は約5カ月間、矢口容疑者を鑑定留置して事件当時の精神状態を調べ、刑事責任が問えると判断した。認否は明らかにしていない。
起訴状などによると、矢口容疑者は1月22日午後8時5分ごろ、長野市南千歳1丁目の同駅善光寺口のバス乗り場付近で、同市の会社員丸山浩由さん(当時49)の左胸などを牛刀で突き刺して殺害した。その後、40代女性と30代男性も牛刀で襲い、男性に重傷、女性に軽傷を負わせたとされる。