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新駅「手柄山平和公園」のイメージ図
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 JR西日本と兵庫県姫路市は19日、山陽線姫路―英賀保(あがほ)駅間に2026年春に開業予定の新駅の駅名を「手柄山平和公園」と発表した。

 駅の建設地周辺に広がる公園には、全国の空襲犠牲者を悼む「太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔」や市の平和資料館があり、野球場や体育館、陸上競技場などのスポーツ施設も集まっている。市は今春、戦後80年を迎えるにあたり、一帯の名称を手柄山中央公園から手柄山平和公園に改称した。その意図をJR西日本もくみ、新駅名に採用したという。

 市役所で記者会見したJR西日本の平田恭子兵庫支社長は「コンセプトは『生まれ変わる公園の新たな玄関口』。平和公園と共に周辺地域の活性化も目指す」と言い、清元秀泰市長は「過去の厳しい戦禍から復興してきた姫路市民の思いと共に、未来へとつながっていく駅だ」と語った。

 新駅の駅舎は橋上に設けられ、公園とはデッキで直接つながる予定。県内でのJRの新駅開業は16年3月の摩耶駅(神戸市)、東姫路駅以来。

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