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東北北部の大雨により欄干に流木が突き刺さった橋=2025年8月20日午後0時44分、秋田県仙北市、阿部浩明撮影

 前線や低気圧の影響で、東北北部は20日夜から21日早朝にかけて記録的な大雨となった。雨のピークは超えたものの、気象庁は21日の昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。

 気象庁によると、東北北部では、21日午前5時までの48時間降水量が300ミリ以上となり、8月の平年の1カ月の降水量を超える記録的な大雨となっているところがある。

 北日本の大雨のピークは超えたが、21日は引き続き雷を伴う大雨となるところがある。22日午前6時までに予想される24時間降水量は、多いところで北海道80ミリ▽東北50ミリ。気象庁は東北北部で21日昼前にかけて、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。また、北日本では21日は引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう求めている。

 気象庁によると、北日本では23日から24日ごろにかけ、再び低気圧や前線の影響で、日本海側を中心に警報級の大雨となる可能性があるという。

 JR東日本によると、大雨の影響で秋田新幹線は21日、始発から昼ごろまで盛岡―秋田間で上下線ともに運転を見合わせている。

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