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韓国映画「大統領暗殺裁判 16日間の真実」から。中央がパク・テジュ大佐を演じたイ・ソンギュン。2025年8月22日から新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国公開される(©2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & PAPAS FILM & OSCAR10STUDIO)
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 韓国で1979年10月に起きた朴正熙(パクチョンヒ)大統領暗殺事件をめぐる法廷劇を描いた映画「大統領暗殺裁判 16日間の真実」(2024年、韓国)が8月22日から新宿武蔵野館など全国で公開されます。チュ・チャンミン監督は「歴史の中で忘れ去られた人々に光を当てたかった」と語ります。

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 ――朴大統領暗殺事件を扱った映画は多数あります。

 同じ主題を選んだ他の映画は、歴史の事実に焦点を当てています。この映画は、歴史的な人物よりも歴史の中に埋もれた人物を扱いました。

 (映画の主人公のモデルで、朴大統領を暗殺した金載圭(キムジェギュ)中央情報部長の秘書官だった大佐のように)個々人の犠牲者がいたことは、広くは知られていません。歴史に関心がある人が資料を通じて知っている程度です。大きな歴史のなかで犠牲になった個人の生と死を伝えたいと思いました。

原題は「幸福の国」 なぜつけたのか

 ――原題は「幸福の国」です…

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