市街地に出没したクマなどを自治体が猟銃で駆除する際、流れ弾が当たった建物の被害などを補償する保険を東京海上日動火災保険が販売する。同社は「出没が相次ぐなか、社会課題に対応・貢献したい」とする。
クマやイノシシの出没や人への被害が相次いでいることを受け、9月1日から市町村長の判断で市街地でも猟銃が使えるようになる。人に当たらない状況だと確認した上での発砲が前提で、建物に立てこもったクマに向けて銃を撃つことなどが想定されている。
保険は駆除の流れ弾が建物や自動車などに当たって損害が出た場合、自治体が所有者に支払う費用を3千万円まで補償する。人身事故や、動物がものを食べたり壊したりした被害は対象外だ。
被害の予防にも注力
保険料は前年度のクマなどの…