第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催、毎日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は、決勝の日大三(西東京)―沖縄尚学(23日午前10時)を残すのみとなった。敗れたチームは、印象的な言葉を残して甲子園を去っていった。
ともに戦った仲間にはありがとうを、勝者にはリスペクトとエールを。聖地で躍動し、敗れし者たちのラストメッセージ。
すごく成長させてもらえる場所
夏2連覇を狙った京都国際のエース西村一毅。準々決勝で山梨学院に2桁安打を許して敗れた。「甲子園はチームとしても、個人的にもすごく成長させてもらえる場所だった。自分が打たれて負けてしまったのは申し訳ない。自分の球を投げてやりきることができた。相手が上だった」
1番打者としてチームを引っ張った長谷川颯は「前回優勝のプレッシャーを感じながら、最後まであきらめずにやりきれた。九回の打席で、京都国際を応援する声が聞こえてすごくうれしかった」。
このチームだったからこそ
27年ぶりの春夏連覇をめざした横浜(神奈川)は準々決勝で県岐阜商の粘りに屈した。
県岐阜商を球場のみんなが…
2年生右腕の織田翔希は2失…