経営再建中の日産自動車は22日、軽自動車の新型「ルークス」を発表した。5年ぶりに全面刷新し、安全運転のための支援システムを充実させた。発売は今年秋ごろの予定。同社が5月に経営再建策を発表して以降、初めて国内市場に投入する新型車で、販売不振を解消できるかどうかの試金石となる。
ルークスは日産の軽の主力で、2007年に発売した初代から数えて今回で4代目となる。メーカー希望小売価格は税込み160万円台から。天井が高く室内空間が広い「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるタイプの車で、新型では性能のグレードごとに6種類を販売する。企画・開発は日産、生産は連合を組む三菱自動車の水島製作所が担う。
同社によると、このタイプの車の購入者にはファミリー世代が多く、近年は安全性をより重視する傾向にある。そこで新型ルークスでは、運転支援システムを拡充した。
上位モデルには、見通しの悪…