米国防総省の情報部門である国防情報局(DIA)のトップ、クルーズ長官が解任されていたことが22日、わかった。理由は不明だが、米軍のイラン核施設攻撃に関してDIAは、施設の重要部分は破壊できなかったという初期評価をしていたと報じられ、政権が反発していた。
同省高官が朝日新聞の取材に「クルーズ中将はDIA長官を解任された」と述べ、事実関係を認めた。米メディアは「信頼の喪失」が理由だと報じている。
イランの核施設3カ所について、トランプ大統領は米軍による6月の空爆で「完全に破壊」されたと主張している。ところが、米CNNやニューヨーク・タイムズ紙はDIAの初期評価として、被害は限定的で、核開発計画を数カ月遅らせる効果しかなかったと報道。トランプ氏やヘグセス国防長官は「フェイクニュース」「無責任だ」と激怒していた。
トランプ政権では軍や情報機…