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警視庁本部=2025年7月4日午後1時51分、東京都千代田区

 フィリピンの首都マニラで日本人の男性2人が射殺された事件について、警視庁が25日に捜査を始めたことが、日本の捜査関係者への取材でわかった。現地の警察当局に拘束された容疑者の捜査から、複数の日本人が関与した疑いが浮上しているといい、両国の警察当局が連携して真相の解明を進める。

 両国の警察当局などによると、事件は15日午後10時40分ごろ、マニラ市内の路上で発生。いずれも東京都内に住む佐鳥秀明さん(53)と中山晃延さん(41)が、タクシーから降りた直後に男から撃たれ、死亡した。

 現地当局はフィリピン人で62歳と50歳の兄弟を容疑者として拘束。2人について「日本人の首謀者にカネで雇われていた」との見解を示した。一方、容疑者の弁護人は「2人とも事件に関与していない」と主張している。

 日本の捜査関係者によると…

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